Suzuduino UNO V1は、WCH CH32V203K8T6を採用したマイコンボードです。RISC-V MCUのプロトタイピングにご利用ください。
Suzuduino UNO V1a is a prototyping board with WCH CH32V203K8T6 (RISC-V 32bit RV32IMAC).
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(V1a)
Suzuduino UNO V1bの実装例。表面実装Type-Cコネクタを利用しています。 An assembled example of Suzuduino UNO V1b with SMD Type-C connector.
CH32Vマイコンが日本でも容易に安価に入手可能になりました。しかしまだ情報や作例は多くありません。ぜひこの基板を使って、この楽しいチップを探求してみてください!
In Japan, CH32V microcontrollers are now able to be bought easier in cheap price. But information and articles are few and not enough. Let's dive into the interesting cheap chip!
ソフトウェアはUSB経由で書き込むことができます。WCH-LinkEも利用できます。
You can burn the firmware via USB. WCH-LinkE is also available.
ソフトウェア開発環境はご自身でお調べのうえ、構築してください。
Please search and build the software development environment yoruself.
質問がある場合は、GitHub Discussion をご利用ください。 If you have any question, please post on GitHub Discussion.
目次:
- 更新履歴 / PCB revisions
- 組み立て方 / Build instruciton
- 部品表 / Required components
- スペック / Specs
- 訂正箇所 / Errata
- 活用のヒント / Tips
RESETとBOOT0ボタンを刻印どおりの配置に修正しました。表面実装Type-CコネクタのVBUSもポリスイッチで保護されています。
最初に販売したものです。RESETとBOOT0ボタンの刻印が誤っていて、ただしくは逆です。表面実装Type-CコネクタのVBUS配線がポリスイッチを経由していないので、Type-Cコネクタは変換基板の利用を推奨します。
基板の表記と回路図を照らし合わせて組み立ててください。0.5mmピッチのICのはんだ付けは、方向に気をつけて、慎重に行ってください。
LEDは、四角いランドの側がカソード(GND側)です。
MCU | WCH CH32V203K8T6 RISC-V 32bit RV32IMAC with custom instructions |
RAM | 20KB |
ROM | 64KB |
I/O voltage | 3.3V |
Board size | about 68x53mm |
Power source | USB or DC jack (5V-12V) |
Digital pins | 16 + 6 |
Analog pins | 6 |
Interface | USB, I2C, SPI, UART etc |
電源の選択
電源の選択は、"EXT-PWR-USB"の刻印のピンヘッダで行ないます。どちらか一方をジャンパーピンで選択してください。
USB経由でのソフトウェアの書き込み
WCH社が配布するWCHISPStudioを起動し、チップはCH32V203K8T6を選択します。
本ボードのRESETボタンを押す(離さない)→BOOT0ボタンを押す(離さない)→2秒待機→RESETボタンを離す→BOOT0ボタンを離す、の手順で、マイコンがUSB書き込み待機モードで起動します。
もしくは、BOOT0ボタンを押したまま、USBケーブルを差し込んでください。
”Enable RRP”のチェックは外します。WCHISPStudioの”Download File”から書き込みたいhexファイルを選択し、”Download”ボタンをクリックします。
開発環境
WCH社ではMounRiver IDEを案内しています。ほかに、Arduino向けのボードライブラリがあります。わたし個人は https://github.com/openwch/arduino_core_ch32 を利用しています。 まだまだ開発途上なので、ぜひいろいろ試して、足りないところはご自身で探求・開発していってください。
Arduino UNOとの互換性はほぼないです
書くまでもありませんがいちおう明記しておくと、UNOの基板形状やピンヘッダ配置を参考にしただけですので、互換性はほぼありません。シールドはおそらく流用できないでしょう。そもそもI/O電圧が3.3Vですし。
ピンの制限
- PB8は入力に使うことはできません。起動時はBOOT0として入力がチェックされますが、ユーザープログラムでは出力としてのみ利用可能です。
- PD0, PD1は起動時には外部発振器の接続ピンとして初期化されます。コードでGPIOとして初期化すれば、GPIOとして利用できます。